バイクは押し歩きで歩行者扱い

バイクの押し歩きをするメリットとは?

バイクの押し歩きとは、エンジンをかけずに足でバイクを押しながら移動することを指します。
バイクを運転する際にはエンジンをかけますが、バッテリーが上がっている場合やトラブルが発生している場合など、バイクを押し歩くことが必要になることがあります。
こうしたトラブルによって押し歩きをしなければならない時もありますが、あえて押し歩きをすることもあります。

バイクを押し歩くメリットとしては、歩行者扱いになるということです。
エンジンをかけバイクにまたがって走行する場合、当然歩道や公共エリアなどは走れません。
しかし、どうしても敷地内を横切らないといけない時や歩道を移動した方が効率的な場合は、押し歩きをすることができます。

他にも、エンジンをかけて走るよりも燃料消費量が少なく、環境にも優しいという点も挙げられます。
エンジンをかけて走ると、路面からの振動や騒音が発生するため、住宅街などでは迷惑になることがあります。
しかし押し歩きの場合は静かに移動することができるため、周囲に迷惑をかけることもありません。
特に夜の時間に帰宅することになった場合、家の近くではエンジンを切って押し歩きをすることで近所迷惑を防げます。

バイクの押し歩きをする時にはエンジンは切っておくこと

バイクを押し歩く際には、いくつかの注意点があります。
まず、エンジンは切っておくことです。
エンジンを点けたままだと、何かの拍子にギアが入ってしまい、勝手にバイクが進んで事故につながる恐れがあります。
また、エンジンをかけたままでは上記のようなメリットを生かせませんので、押し歩きをするのであれば切っておくべきなのです。

さらにバイクを押し歩くときには、路面の状態に注意しなければなりません。
特に坂道など、バイクを押し歩くのが難しい場所では転倒やけがの危険があるため、慎重に移動する必要があります。
重心の移動にも注意が必要で、バイクはエンジンをかけることで人力なしで自立して走ることができますが、エンジンを切って押す際には重心が前に移動しやすくなるため、転倒する可能性が高まります。
そのため、バイクを押し歩くときにはバイクの重心をしっかりと把握し、安定した姿勢で移動するように心がける必要があります。
コツとしては、少し前傾になり前向きに重心をかけることです。

さらに、周囲の安全にも十分注意が必要です。
歩道で押し歩きするケースでは、通行ルールに従って移動し、周囲の人や車両に注意しなければなりません。
特に夜間や悪天候の場合には視界が悪くなるため、周囲に十分注意することが大切です。
万が一バイクが転倒してしまうことも予測して、あまり人が混雑しているところではしない方が良いでしょう。

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