生活道路での運転
生活道路に潜む危険とは
幹線道路や高速道路の場合、そこを走行しているのは自動車やバイクばかりなのである意味周囲の様子は把握しやすいと言えます。
しかしこれが住宅街などの生活道路になると、車道と歩道がしっかり区別をされているわけではないため、突然歩行者や自転車が飛び出してきてしまうということも起こります。
特に住宅が多く密集する地域になると、各家の門塀や植木などといった視界を遮るものも多くなってくるので出会い頭の事故も多く起こってきます。
交通事故においては乗っているものが大きくなるほど自動的に過失割合が大きくなるため、バイクが事故を起こして100%過失として大きな賠償金を支払うことにもなってしまいます。
何より子供や高齢者などを交通事故から守るためにも、ライダー一人ひとりが慎重に運転をしていくということを意識することが大切です。
一時停止は必ず守ること
市街地には交差点ごとに一時停止の標識がつけられています。
普段はあまり人がいない道路だから大丈夫だろうとついつい一時停止無視をしてしまうということもあるようですが、そうした油断はいつか重大な事故の原因となってきます。
例え一時停止の標識がない小さな交差点であっても、見通しの悪い場所から急に子供が飛び出してくるということはありえるため必ずスピードを落とし周囲に注意をしながら進むようにしましょう。
子供は自分の進行方向にしか視点が向かないため、これだけ近くにいれば向こうも気づいて避けるだろうという思い込みは厳禁です。
同じようにお年寄りも視界が狭くなってしまっている上に、体の動作が鈍くなっているのでこのタイミングならよけるはずといった気持ちでいると思わぬ衝突事故が起こってしまいます。
運転の基本は歩行者優先です。
自分がかなり待つようなことになっても歩行者の安全を優先させてゆっくり走行をしていくことを心がけてください。
大きな歩道のある道路にも注意
もう一つ生活道路でよくある事故として、大きな道路から駐車場などに入ろうとして歩道をまたぐときに通行中の歩行者に気付かずに巻き込んでしまうというケースです。
特に隣の車線の道路が混み合っていて、自動車の間を抜けて歩道を横切る場合などには突然歩行者と接触をするケースが有ります。
譲られて入るという場合であっても慌てて操作をするのではなく周囲の安全を確認してから進行していきましょう。
また歩行者の他にも最近は歩道近くを猛スピードで通行する自転車もいるため急な進行には十分注意をしてください。