バイクの電動化は進むのか

カーボンニュートラル

経済産業省の発表により、2030年半ばまでには、ガソリン車撤廃することが発表されたことをご存じでしょうか。
あくまで、これは目標なのですが、そのきっかけとなったのが、菅総理大臣の方針によるものでした。
これによると、2050年までに温室効果ガスの排出を全体として、ゼロにするという考えで、これは世界的に問題になっている、地球温暖化と二酸化炭素増加問題に端を発しています。

カーボンニュートラルも、脱炭素社会の実現を目指すもので、co2を含む温室効果ガスの排出量から、森林などによる吸収量を差し引いたものです。
つまり、植物から作り出したエネルギーを、燃やした時に出るco2の排出と、生育する際のco2吸収作用により、実質的にゼロになるという考え方からきたものです。

バイクも電動化の流れ?

冒頭でご説明したように、2030年半ばまでのガソリン車撤廃は、車に関しての目標のように思われていました。
ところが2020年12月、東京都知事小池百合子氏の発言で、2035年までにガソリン二輪車の廃止を表明したことに、驚かれた方も多かったのではないでしょうか。
現在、乗用車の分野では、電動車として四つのタイプの車が販売されていますので、ご参考までに記載しておきます。

『ハイブリッド車』
・HV車(ガソリンと電気で走行するタイプ)
『プラグインハイブリッド車』
・PHV車(充電もできるタイプ)

『電気自動車』EV車
・(電気のみで走行するタイプ)
『燃料電池車』
・FCV車(水素発電で走行するタイプ)

現行で発売されている電動バイク

前項で、乗用車には四つのタイプの電動車が、発売されていることがお分かりいただけたかと存じます。
現在日本の国内メーカーで、市販されているバイクの電動車は、「ホンダ PCX-ELECTRIC」「ヤマハ E-Vino」「ヤマハ EC-03」「スズキ e-Let’s」「スズキ e-Let’s W」の5車種です。

そして、海外で注目を集めたのが、ハーレーダビッドソンの電動バイク「ライブワイヤー」というモデルです。
日本のバイク電動車が、スクーターモデルだけという中、ハーレーのライブワイヤーは、大いに注目を集める事になりました。

日本の電動スクーターの航続距離が、30~50kmほどなのに対して、ライブワイヤーの航続距離は市街地なら235km、高速道路では152kmと群を抜いています。
もちろん、お値段の方も群を抜いてることも、書き添えておきましょう。

日本バイクメーカーの電動化は ?

現在、電動バイクは、レースや競技の世界でも急速に開発が進んでいます。
実際にレースを行われており、ロードレースやモトクロス、トライアルなどのレースで実際に見ることができます。
しかし、まだまだ電動バイクの実現はかなり厳しく、様々な課題が残されています。

『バイクの電動化の課題』
・充電時間がかなり長い
・長距離を走るのに向いていない
・車体価格が高い

やはりというか、電動バイクの課題となるのは、バッテリーの問題が最大のネックとなっています。
ただ、電動バイクについては、国の補助金制度も利用できます。

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