ガソリン車はなくなるのか
ガソリン車はなくなる?
ガソリン車が無くなると聞いて、思わず目を見開く方もいらっしゃるのではないでしょうか。
これは、政府による方針で、先の所信表明で菅首相が、温暖化ガスの排出を2050年までに、実質ゼロにする方針を固めたことによるものです。
これによると、遅くとも2030年代半ばまで乗用車新車販売で、電動車100%を実現を目指すという、具体的なものとなっています。
各日本の車メーカーは、現在2030年代に向け、EV車の開発に苦慮しているといいます。
この背景には、世界的な二酸化炭素増加問題があり、脱炭素に向けた世界的な動きが、加速に拍車をかけているからです。
カーボンニュートラルについて
脱ガソリン車を目指す車メーカーですが、車に限らずバイクも同様に、カーボンニュートラルの実現を目指す流れとなっているようです。
または、カーボンニュートラルについて、簡単にご説明しておきます。
カーボンニュートラルとは、生産や行動も含め、人為的活動を行った際に排出されるCO2を、少しでも減らそうという試みです。
例えば、植物から作るバイオエネルギーが知られていますが、これを燃料に燃やしてCO2が出たとしても、植物のときに排出する酸素を引けば、トントンだという考え方です。
完全に、差し引きプラスマイナスゼロというわけではありませんが、二酸化炭素を減らすには、有効な手立てとされています。
日本バイクの世界的な人気は ?
皆さんは、日本のバイクが、世界一の人気を誇っていることをご存じでしょうか。
った実際に、日本のバイクの海外輸出量は、2019年度調べで世界第1位はホンダ、続く第2位はヤマハでスズキとカワサキは8位と9位と、ベストテンになんと日本のメーカーが4社も入っているほどです。
ただし、世界のバイク生産台数でみると、世界第1位はインドで、続く2位以下は中国/インドネシア/ベトナム/タイとなっており、いかに日本のバイクが国産ではなく、海外で生産されていることがよくわかります。
その背景には、日本で国産バイクが、あまり売れていないという現状があります。
1982年の年間329万台をピークに、年々減り続けており、現在は最盛期の10分の1程度にしかすぎません。
バイクメーカーが目指す未来
前項のように、主に海外で生産されている日本のバイクですが、現在もなお断トツの人気を誇ってるのは日本のバイクメーカー、ホンダであることは間違いありません。
ホンダは今現在、2050年のカーボンニュートラルに向けて、カーボンフリー製品の普及に向けた取り組みを行っています。
またホンダは、世界のトップメーカーとして、エネルギーインフラの整備とともに、BATTシェアリング/サブスクなど可能性を重要視しています。
こうした取り組みは、トップメーカーとして、積極的に働きかけていく方針です。
そして、各国や地域の事情に即した働きかけを、リーディングしていく方針を固めているようです。