【ホンダ】モンキー

・長い年月愛され続けるモンキー

原付や大型バイクに限らず、バイクに乗る人なら恐らく誰もが知っているであろう「モンキー」。
小さく実用性が低いように感じてしまうのに、40年以上の長い年月バイク好きから愛され続けているモンキーには、どんな魅力があるのでしょうか。

初代モンキーが発表されたのは、1967年。
その小ささと愛らしさ、また車に積んで移動できるという便利さなどから発表当初から人気を博しましたが、実は一番最初に開発されたのは、遊園地の乗り物用だったといわれています。

1961年に開催された東京モーターショーで、レジャーバイクとして発表されたモンキーは、公道を走る仕様となっていなかったことから一般的な販売は行われず、遊園地の乗り物として活用されていたそうです。

国内向けに販売されたのが前述した1967年で、車に積むことができるようハンドルの折りたたみができる仕様にし、すでに海外向けに生産していたモンキーよりも高性能のエンジンを搭載しました。

モデルチェンジが行われるまでの基本形となるモンキーが発表されたのが1974年。
ここからさまざまな限定モデルやバリエーション豊富なカラーリングなど、たくさんのモンキーが発表されています。

・モンキーの魅力とは?

速度が速いわけでもなく、荷物をたくさん詰めるわけでもない、決して実用性が高いとはいえないモンキーですが、ハマってしまうと何台ものモンキーを所有したくなるほど、マニアにとって魅力の大きいバイクですよね。
その魅力はどのようなところににあるのでしょうか。

この点については各ライダーの好みによるところも大きいと思われますが、まずモンキー用のカスタマイズアイテムや部品がたくさんあり、それらを駆使することで自分だけのモンキーが作れるという点に魅力を感じている人は多いようです。
特にバイクが好きな人は、機械いじりが好きという人も多いでしょうから、カスタマイズできるという点は大きな魅力になりそうですよね。

また、近所を走るだけの街乗りで利用するなら、スクーターよりも疾走感が味わえる楽しさがありますし、小モンキーでツーリングをすると、大型バイクとはまた違った景色を味わえるのだとか。
天気のよい日に河川敷などでモンキーを走らせると、とても気持ちがよいそうで、これはほかのバイクも同じだと思われますが、小さいバイクながらの快適があるというのは少しわかる気がします。

「この小さいエンジンが一生懸命働いて、走ってくれているんだな」という愛着感がモンキーの魅力だという人もいます。
その人の感じる魅力はそれぞれということなのでしょうが、ざっと挙げただけでもこれだけの魅力を感じている人がいるのですから、これからもモンキーはたくさんの人に愛され続けることは間違いなさそうです。

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