【ホンダ】ジョルノ(2015)
・さらに美しくパワーアップした「ジョルノ」
少し前から、ちょっと洋風の原付スクーターが流行りだし、いろいろな種類が販売されていますね。
その中のひとつともいえる「ジョルノ」は、きれいな曲線と洗練されたデザインで人気がありますが、2015年にフルモデルチェンジし、さらに高級感あふれるスクーターに生まれ変わりました。
新型ジョルノの特徴は、以前から丸みのあるデザインだったジョルノをさらにふんわりさせ、特にフロントに丸みを持たせたことでより柔らかい印象に仕上げています。
各所にメッキのパーツを使うことにより、少しレトロな高級感を出しているのも特徴です。
こうしたメッキのパーツは最近いろいろなバイクや車が採用していますね。
実用性もさらに高くなり、ハンドルの下にペットボトルの入るスペースとグローブボックスをつけて、便利さが向上。
グローブボックスの奥にはスマホの充電ができるソケットがついているというのですから、驚きです。
こちらのボックスはフタがついていて、ソケットが濡れにくいよう配慮されています。
こうしたかゆいところに手が届くような装備は、女性は特にうれしいのではないでしょうか。
・実際の走りはどんな感じ?
ジョルノは少し小柄な女性でも安定して走ることができるよう、シートを720mmの高さにしています。
ステップの部分は奥に広さを設けられるようへこませてありますので、狭さを感じることはありません。
ラバーが敷いてあるので雨の日でも滑りにくく、また高級感を出しているのもポイントです。
ジョルノも最近のスクーターに多い「アイドリングストップ機能」を搭載し、安全と環境に配慮しています。
原付を求める人は、コストダウンを目的としている人が多いので、燃費がよいことはとても重要。
ジョルノの燃費はリッターあたり約50km以上ですので、コストダウンに十分活躍してくれそうです。
さて実際の走りについてですが、原付なのでそこまでのパワフルさは期待できずとも、加速は決して悪くありません。
加速したときにハンドルがブレて不安定になることもなく、落ち着いた安定した走りを見せてくれます。
原付はブレーキングの際に危険が生じやすいですが、新型ジョルノは後輪のブレーキを入れると前輪もわずかにブレーキングする仕様となっていますので、タイヤがブレることなく安定した停止が可能です。
急なブレーキングで転んでしまうことを心配する年齢層の高いユーザーも、安心して乗ることができると思います。
ジョルノの本体価格は約19万円前後と、スクーターとしては少しお高めですが、その高級感と実用性を考えると、お得感の大きい1台といえるのではないでしょうか。
若い女性に特におすすめしたいスクーターです。