【ホンダ】ディオ110
・人気モデルがさらにバージョンアップ
多くの人気スクーターを販売しているホンダですが、古くからスタンダードなスクーターとして幅広いシェアを誇っていた「ディオ」が、2011年に原付2種スクーター「ディオ110」を販売しました。
軽やかな走りとパワフルさで人気となったディオ110が、さらに2015年に大幅なモデルチェンジを実施。
今回はさらにバージョンアップした新型ディオ110について深く掘り下げていきたいと思います。
外観については前モデルのよい点を引き継ぎつつ、細かな面をさらにスタイリッシュに仕上げました。
全体的に立体感をつけ、鋭いV字のウインカーはディオらしさを残しつつもより高級感のあるデザインです。
デザインについては小さな変化にとどめたものの、内容についてはかなり大きく進化しています。
まずはエンジン。
エンジンは環境、動作共に優れた性能を持つeSPエンジンを採用、現在の主流となっているアイドリングストップ機能ももちろん搭載されています。
燃費も非常に優れ、リッターあたり60kmという低燃費は原付2種ユーザーにはかなりうれしいポイントです。
スピードメーターが140kmまで表示されているのも特徴です。
ディオ110には140kmの速度が出る性能はありませんが、海外では高速度の表示があることがとても重要だとされていて、ディオが海外でのシェアも高いことが伺いしれます。
シートしたの荷物入れは18Lと余裕のある容量ですので、学生や通勤に利用する人も十分な荷物を積むことが可能です。
最近多い荷物フックもしっかりついていて、より実用性の高いユーティリティを実現しています。
・新型ディオ110の走りはいかに?
タイヤは全モデルと同じ14インチを採用していますが、デザインの変更が入ったこともあってか、乗ったときの感覚はコンパクトに感じる人が多いようです。
シート幅を全モデルより5mm低く、750mmにしたということも関係しているかもしれません。
その分停止したときの安定感があるので、小柄の人も扱いやすい仕様となっているのではないでしょうか。
高機能のエンジンを搭載したことも有り、加速は十分。
エンジン音はそこまで大きくないのに快適な加速をしてくれるので、ストレスなく走ることができます。
加速がしっかりした分ブレーキも高性能になったので、停止の際にふらついてしまうこともありません。
新型ディオ110の価格は販売店によって異なりますが、平均すると23万円前後で販売されれているようです。
原付2種スクーターの維持コストを下げつつ、納得のいく走りを楽しみたいという人、また街乗りと趣味のツーリングを両立したいという人に、ディオ110はおすすめの1台です。