【スズキ】バーグマン200
・海外の人気スクーターを日本で展開
スズキはもともと「スカイウェイブ」を国内用のスクーターとして販売しており、「バーグマン」はスカイウェイブを海外で販売する際の車名として使用していました。
このバーグマンという名前をそのまま使用して、すでにスズキから販売されていた「アドレスV125」の、排気量などにおける国内でのネガティブな要素を補うべく発表されたのが「バーグマン200」です。
スカイウェイブとバーグマンは似たところが多いですが、スカイウェイブ250と比較するとバーグマン200はコンパクトにまとまっています。
しかし前述したアドレスよりもどっしりとゆとりのある車体にすることで、スカイウェイブとアドレスの間的モデルに仕上げました。
スカイウェイブでは荷物をいかに多く積めるかということにこだわっていたスズキですが、バーグマン200においてもそのこだわりは持ち続けています。
なんとシートしたのボックスには41Lもの容量がある上に、フロントにミニボックス、グローブボックスには6Lの容量を設けています。
実用性はツーリングなど遠出する上でとても重要ですので、このたっぷりとった積載量はうれしい限り。
車体がコンパクトにまとまっているということも有り、ホイールはリアが12インチ、フロントホイールは13インチを採用しています。
車体とのバランスをとり、安定した走りを維持しているこれらのサイズ感は、女性ライダーにも安心して乗っていただけるのではないでしょうか。
・バーグマン200の乗り心地は?
シート前方を大きくえぐっているので、すっぽりとシートに収まり落ち着いて乗ることができます。
身長が170cmない人でも、またがったときに両足裏がしっかりつくので、小柄な人でも停車時に不安定になることもありません。
シートに座る位置を変えることで、ハンドルと腕の位置についても自分好みに調整できる自由さも長時間のライディングに適しています。
排気量が200ccということもあってか、乗り出したときの車体はかなり軽い感覚です。
特にスカイウェイブと比べると、軽さに驚いてしまうかもしれません。
コンパクトで街乗りでも十分小回りが効きます。
エンジン音が意外と大きいので加速しにくいかと思うものの、アクセルを入れると力強い加速を始め、フル回転をキープしながらどんどん速度を伸ばしていきます。
これは高速道路での運転も安心です。
車体価格は約53万円弱。
高級感ではスカイウェイブ250には劣るものの、街乗りとツーリングを両立しつつ、扱いやすいスクーターを好むのであれば、バーグマン200はかなり活躍してくれると思います。
女性のビッグスクーターデビューにもおすすめです。