スクーターってどんなバイク?法律や性能の違い

跨がずに乗るバイク

スクーターと言うと原付も含めた言い方をしますが、何も50cc以下の原付だけをスクーターというわけではありません。
ビッグスクーターなどのジャンルもあり、跨がずに乗れるようなバイクのことを言います。
その他にも、無段階変速でありベルトで駆動力を伝えます。
そのために、通常のスクーターであれギアチェンジが必要なく、ギアも付いていませんが、ギア付きのチェーン駆動のスクーターもあります。

250cc以上であれば、ビッグスクーターとなり、それ以下の排気量の小さいスクーターとは違ってきます。
スクーターでも、50ccもあれば400ccもあるので、最高速度も違い、かかる税金も違ってきて、必要となる免許も違い、スクーターはとても広い範囲のバイクのことを言うのです。
車体価格も50ccだと15万円ぐらいですが、400ccとなると70万円以上します。

ただどの排気量のスクーターにしても、運転しやすいというのが大きな特徴です。
どのバイクよりもハンドル操作がしやすく小回りが利き、シートは座りやすく、足はステップボードの上に置けるので、とても安定して走れます。
さらには多くはギアが付いていないので、ギアチェンジの必要もなく、アクセルとブレーキだけで操作ができます。
燃費に関しては、やはり排気量の低いモデルほど良いです。

アメリカが発祥

スクーターとして有名なモデルにベスパがありますが、その発祥はアメリカのAUTOPEDだと言われています。
これは現在のスクーターとは大きく見た目が違い、キックボードのような作りでした。
シートが無く、立ってハンドルを握り乗るようなバイクでした。
そしてイギリスでもライセンス生産するようになり、その後独自にSKOOTAMOTAを開発します。
これがシートもステップボードもあり、今のスクーターに近い原型です。

スクーターがヨーロッパで人気となるのは、おなじみのローマの休日にも出てくる、ベスパの登場があります。
大量生産によってコスト削減をして、一般の人でも買えるような値段になり、庶民にも広まります。
日本では意外にも今のスバル、当時は富士産業という社名で、ラビットスターS1と言うモデルを発売します。
他のメーカ

庶民にも広まったのが、ホンダのスーパーカブC100の登場からです。
しかしこの登場は増産しても間に合わないほどであり、10年間は他のスクーターを完全に駆逐します。
その後は紆余曲折あり、ヤマハのマジェスティ登場により、ビッグスクーターブームが来ます。
さらに最近になると、原付二種スクーターブームがやってきて、これで3回スクーターブームが到来したことになります。
ただそこには、ホンダとヤマハのメンツを掛けた戦いも過去にはありました。ーも後を続きスクーターを発売しますが、この頃はお金持ちでないと買えない値段でした。

Comments are closed.