バイクに運転代行が無い理由

運転代行サービスとは

今では、当たり前のように、利用するようになった運転代行サービスですが、意外とその歴史は古く、1963年にまでさかのぼることができるそうです。
運転代行サービスとは、出先まで自家用車を運転した際、何らかの理由で自分が運転できなくなった場合、代わりに運転を代行してもらうサービスです。
運転代行会社は、依頼された客と客の所有する車を目的地まで運び、サービス料を頂くシステムとなっています。

つまり、最低でも二人がペアを組み、サービスを提供する仕組みということです。
この運転代行サービスですが、車があるのにバイクの運転代行サービスはあまりいませんよね。
いったい、なぜなのでしょうか。

運転代行業の規定は意外と厳しい

バイク運転代行サービスが無いのには、いくつかの理由があるようです。
それにはまず、運転代行業の規定を確認しておく必要があります。
すべてを知る必要はありませんので、ここでは要点だけを述べさせていただきます。

『運転代行業の主な規定』
・公安委員会の認定が必要。
・代行運転者は、第二種免許保有者であること。
・代行業に用いる随伴車は、すべて損害賠償措置を講じること。
ほかにも、様々な規定がありますが、これらが主要なポイントとなります。

運転代行とタクシーとの違い

お客さんを、目的地まで送り届けるサービスと云えば、タクシー業がありますが、運転代行業とはどこが異なるのかをご説明しておきます。

『運転代行の特徴』
・客車にお客を同乗させ、代行業者のクルマが随伴する。
・依頼客の車に、代行業スタッフが同乗するのは可能だが、随伴車に顧客を乗せ、同情することは法律で禁止されている。

・代行サービスは、ドライバーの2人組で行う。
・随伴車のドライバーは、普通運転免許だけ所有していればよい。
・タクシーに乗車できる人数は4人までだが、運転代行で乗ることができる人数は、車によって異なる。
・利用料金の形態が異なる。

バイク運転代行はまだまだハードルが高いのか

ここまで、運転代行サービスがどのようなものであるのか、またタクシーとの違いをご説明してきました。
そこで、バイク運転代行サービスが、なぜ行われないのかという疑問について、最後にまとめご説明しておきます。バイク運転代を行うには、いくつかの難点があります。

まず、随伴車両には、両側面に随伴車両である旨のペイント表示が義務付けられること。
さらにその表示方法は、1文字5cm程度以上であること。そして、見やすく、わかりやすい色で表示しなければならないという点です。
さらに、料金メーター及び、メーター用のプリンターなども設置しなければならないため、バイク運転代行はかなりハードルが高くなっています。

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