ライダーとしてのマナー

ライダーのマナーアップ

ライダーの社会的地位を改善していくために

バイクに乗っていて悲しくなるのが、「だからバイクに乗るやつらは…」といったライダー全体に対して悪い印象を持たれてしまうことです。

最近ではだいぶ薄くなりましたが、かつてはバイクといえば不良の乗り物という印象が強く持たれており、バイクの免許をとりたいというだけで親や教師から白い目で見られてしまうということもありました。

今も関東圏などでは暴走族として迷惑走行をする集団ライダーがいるようで、騒音を撒き散らし蛇行運転などをしながら夜中に走行している人たちが一斉摘発を受けていたりします。

暴走族くらいになると迷惑行為をしていることを自覚をしていますが、そこまででなくとも普段から何気なく行っている行為が周囲から迷惑に思われてしまっているということもよくあります。

自動車とバイクの両方を乗るという人ならなんとなくわかってもらえるかと思いますが、自動車から見るバイクはちょっとしたことがかなりひやりとすることにもなったりします。

道路上で起こった事故では基本的に大きな乗り物に乗っている人の方が過失割合が高くなってしまうので、歩行者に配慮をするとともに自動車に巻き込まれて大きな怪我をしないようにしていきましょう。

すり抜け走行はNG?

スピード違反や駐車違反など、法律上違反行為となってしまうことについては教習所でみっちり教えられます。

ですが法律違反というわけではないマナー的に問題がある行為については案外覚える機会がないまま公道に出てしまっていたりすることがよくあります。

バイクに乗る人のマナーがよく問題となるのが「すり抜け走行」です。

自動車に比べて車幅の少ないバイクは混雑をしている道路でもスイスイとすり抜けるようにして素早く走行をすることができます。

渋滞の時でも前進することができるということをメリットと考えてバイクに乗っているという人も多く、積極的にすり抜け走行をしようとしているところも見かけられます。

クルマとクルマの間を抜けていくすり抜け走行は道路交通法で明確に違反行為とされているわけではありません。

ですが混雑をしている道路上ですり抜けをされるというのはドライバーにとってはかなり迷惑に感じるものです。

路線変更をするときには3秒前にウインカーを出すということや、追い越しは必ず右側から行うといったことが守られていない時には違反行為として取り締まりを受けることもあります。

すり抜け走行そのものはバイクならではのことなのでするなとは言いませんが、行うときにはきちんと安全第一で迷惑走行にならないよう注意をしてもらいたいところです。

改造はあくまでも周囲に迷惑をかけない形で

バイクに関して厳しい意見を言われやすいもう一つの項目が「改造車」の存在です。

改造車はバイクは自動車よりもやりやすいことから、中古でバイクを購入して自分ごのみに改造してしまうというライダーもたくさんいます。

しかし改造をするときにマフラーに穴をあけるなどして騒音のもとにしているものも多く、それがバイク乗り全体の印象悪化につながっていることは否めません。

バイクはエンジン音や排気音があるから楽しいと考える気持ちはわかるのですが、今は社会的に低騒音車を使用する流れとなっているためあえてうるさい音を出すバイクに乗るメリットはありません。

改造をするときには車検に通るようにするということはもちろんのこと、周辺に迷惑をかけない範囲で行うということを強く呼びかけたいです。

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